でもこの動画が、騒動の本質じゃないんです!!
抑えておきたい騒動の本質をお伝えします。
ドルチェ&ガッパーナの中国騒動とは
(引用http://dresstique.jp/hot_brand/dolcegabbana/)
一度は、下の動画をテレビで見たという人も多いのではないでしょうか。
(引用ドルチェ&ガッパーナのインスタグラム)
この動画が差別的で中国の方たちの反感を買った象徴として報じられています。
しかし、実は、この動画が今回の騒動の一番の原因ではないのです、知っていましたか?
印象的に見えるあの動画が、わかりやすい原因としてアイコニックなので、使いやすいのでしょう。
確かに、この動画がUPされて、不快感を示した中国の人は少なからずいました。
しかし、この動画だけでは、あれほどまでに拡散されて、ショーボイコットまで広がることはなかったでしょう。
一体何が騒動の原因だったのでしょうか????????????????
ドルチェ&ガッパーナ中国騒動の本当の原因
(引用https://m.weibo.cn/detail/4308792013364344)
内容を要約すると、「例の動画が削除されたらしい。私のチームの中国人も中国もアホ。これから取材でも中国はクソと言っていく。中国がなくなってもやっていける。」というステファノ・ガッパーナの発言。
その発言によって、今回のメインゲストの俳優が、ボイコットを発言。
その後、イメージキャラクターの女優が、ブランドとの解約を事務所を通して発表し、インフルエンサーやモデルも出演を回避しました。
これでショーは中止され、その影響は、中国全土へと広がっていきました。
個人の判断が尊重されていることとこのスピード感が、ドルチェ&ガッパーナの中国騒動の真相でしょう。
日本だと事務所の意向なども考慮する必要があり、俳優や女優がここまで早い決断はできません。
このスピード感によって早い決断ができ、フットワークが軽いと言えますが、一旦流れができてしまうと誰も止められないのが、恐ろしいところです。
中国に進出を考えているブランドは、ご注意ください。
ファッションデザイナー”ステファノ・ガッパーナとドメニク・ドルチェ”
(引用https://www.fashion-press.net/news/1052)
この発言をしたステファノ・ガッパーナ(写真左)とドメニク・ドルチェ(写真右)のデザイナーデュオによるブランドが、ドルチェ&ガッパーナ。
このステファノ・ガッパーナは、インスタグラムに投稿されたセレーナ・ゴメスの写真に「彼女は、とても醜い」と投稿して物議を醸した過去もあります。
Instagramでの発言は、アカウントを乗っ取られたためとドルチェ&ガッパーナが弁解していましたが、定番の言い訳かなという印象。
セレーナの件といいステファノ・ガッパーナは口が悪いのは知られていましたので、今回の騒動は身から出た錆と言えるでしょう。
余談ですが、ファッションデザインの根幹を担っていたのは、ドメニク・ドルチェと言われています。
ステファノ・ガッパーナは、クリエイティブにはほとんど関わっていなかったみたい。
火の粉が降りかかってきた、ドメニク・ドルチェがちょっとかわいそうかも。